最初に知っておきたいこと
マレーシアってどんな国??
マレーシアは東南アジアのちょうど真ん中あたりにあり、西にあるマレー半島と、東にあるボルネオ半島の2つに分かれています。
マレー人・中華人・インド人などの民族や、さまざまな先住民族などで構成された多民族国家ではありますが、それぞれ独自の言語や文化が存在し、伝統を守りながら共に生活しています。
公用語はマレー語
公用語はマレー語です。一応準公用語は英語ですが、私が現地で英語を話しているのを聞いたのはホテルのスタッフぐらいでした。町に出ると、みんなそれぞれ独自の言語でコミュニケーションを取っていて、「多民族国家っておもしろいな〜」と個人的に感じました。
でも実際には観光客が訪れる場所ではほとんどの人が英語をしゃべれますし、ホテルの人やタクシーの運転手だけでなく、基本的にはお店の人もしゃべれます。
韓国や台湾と違って、日本語は全く通じないので(当たり前ですが)、ある程度英語は話せるようにしておかないと現地で大変な思いをするかもしれません。

マレー人の多くがイスラム教
宗教について言えば、多民族国家ではありながらも、イスラム教であるマレー人が人口の大部分を占めているので、服装や食べ物にいくつかルールがあります。観光客であっても、日本人として最低限守っておきましょう。
右手はなるべく使わない
イスラム教では左手は不浄なものとされています。ご飯を食べるときや、人に何か物を渡すときには、意識して右手を使うようにしましょう。
肌の露出は控える
イスラム教寺院を訪れる場合は、服装に十分気をつけましょう。肌の露出はNGです。
特に女性は、タンクトップやショートパンツなどは着ていかないようにしましょう。多くの観光客が訪れるような有名寺院では、スカーフやズボンなどを貸してくれるところもありますが、あらかじめ露出は控えた服装をしていくのがマナーです。男性も、帽子やサングラスなどは入る前に外すのを忘れないようにしましょう。
マレータイム
マレーシア人はとっても時間にルーズです。日本人とは違い時間に縛られて生活してないのでしょうか、基本的にのんびりです。なので少しくらい時間に遅れても気にせず、せっかくなのでマレータイムも楽しみの1つとして過ごしましょう。
天気・気候
マレーシアは亜熱帯雨林気候に属していて、年間を通して気温が高く、雨が降る量も多い地域です。赤道が近いため、昼間の平均気温は30度くらいまで上がり、年中真夏のような暑さです。日差しもかなり強いので、紫外線対策をしっかりしないと日焼け程度では済まず、とても痛い思いをします・・。「少しくらい日焼けしたいな〜」と思い、何も塗らずに過ごしていたら、日が暮れる頃にはヒリヒリで真っ赤になりました。
また湿度もかなり高めで、息が苦しいような、しんどいような暑さでした。
一方で、朝と夜は25度前後までしか上がらないので、昼間と違って涼しく、過ごしやすかったのを覚えています。
観光客が一番集まるクアラルンプールでは、3〜4月・10〜11月の期間が雨季にあたります。5〜9月は雨が降らないので、旅行に行くならこのあたりがベストシーズンです。しかし、クアラルンプールは雨季に関わらず一年中スコールが降ります。とは言っても急激な雨は30分程度でおさまり、ちょっと雨宿りしていればそのあとはカラッと太陽が出てきますので安心してください。結局、一年中スコールは降るので、雨季かどうかはさほど重要ではないかと思います。
通貨
マレーシアの通貨は「マレーシア リンギット(RM)」と呼ばれ、
1リンギット=27.05円です。(2019.4月現在)
補助通貨は「セン」で、100セン=1リンギットです。
紙幣 | 1・2・5・10・50・100リンギットの6種類 |
硬貨 | 1・5・10・20・50センの5種類 |
・両替について
日本の空港で前もって両替していくという方が多いと思いますが、手数料が高いので現地に着いてから両替することをおすすめします。一番手数料が安いのは、マレーシア市内にある両替所です。マレーシアの空港やホテルも、日本に比べたら安いのですが、市内にあるのと比べたらやはり少し高いと思います。とは言っても、現金を1円も持たずにホテルに向かうのはやっぱり怖い気もしますよね。なので、空港では最低限の金額だけ両替して、そのあとは必要な分だけ市内に出て両替するのが一番いいのではないでしょうか。
クレジットカードって使えるの?
ホテルはもちろん、レストランやショッピングセンターなどでも基本的にはクレジットカードが使えます。なので最低でも一枚は持っていくことをオススメします。クレジットカードの中には海外付帯保険がついているものも多く、万が一病気やケガをして現地の病院に行くことになった場合にも安心です。
残念ながら、ローカルな屋台やタクシーは未だに現金しか使えないので、クレジットカードと現金の両方を持っておく必要があります。
また、日本人はスリやひったくりのターゲットになりやすいので注意。観光客の多いところではそういう犯罪が多発するため、あまり高額な紙幣はチラつかせないよう十分気をつけてください。
行き方
クアラルンプールまでの直行便は、マレーシア航空・日本航空(JAL)・全日空(ANA)・エアアジアの4社が運航していて、コタキナバルまでは成田空港からマレーシア航空のみ運航しています。アジア最大のLCCであるエアアジアは、マレーシアに本部を構える格安航空会社ということもあり、最近では一気に利用者が増え、人気が急上昇しているようです。
出発地 | 到着地 | 運航する航空会社 | 飛行時間 |
成田空港 | クアラルンプール国際空港 | JAL・ANA・マレーシア航空 | 7時間30分 |
羽田空港 | ANA・エアアジア | 7時間30分 | |
関西空港 | エアアジア ・マレーシア航空 | 7時間 | |
福岡空港 | エアアジア | 6時間 | |
新千歳空港 | エアアジア | 8時間 |
成田・羽田空港からは毎日、その他の空港からも週に3~4日出発しています。成田空港からコタキナバル空港までの便は、週に2日出発しています。飛行時間は少し長めですが、それでもヨーロッパやアメリカに比べると短いので、飛行機に慣れている人であれば気軽に行くことができる国のひとつだと思います。
福岡空港からの便は、2019年3月1日から運航がスタートしたばかりの新しい路線です。路線の数をみてもわかるように、日本からマレーシアへの旅行者が増えてきています。日本全国いろいろな場所から直行便が出ているので、今後もっと人気が増えるのではないでしょうか。
マレーシアとの時差は1時間です。
日本よりも1時間遅いので、午前10時のときマレーシアは午前9時ということになります。サマータイムはありません。たった1時間なので時差を感じることは全くないでしょう。

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